スパイス オールスパイス

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☆スパイス・ハーブ図鑑☆

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オールスパイス 〔百味胡椒(ひゃくみこしょう)、三香子(さんこうし)〕
<芳香性スパイス>


オールスパイス


☆特徴☆

オールスパイスはシナモン、クローブ、ナツメグの香りを合わせたような
芳香を持つことから、この名前が付けられました。

オールスパイスはフトモモ科の常緑樹です。
現在はジャマイカ、メキシコ、ハイチ、キューバ、グアテマラなどで
生産されています。
東南アジアでの栽培が試みられたこともありますが、まだ成功していません。

スパイスとして使用されるのは果実の部分です。
未熟な果実をつみ取とって赤褐色になるまで乾燥させたものを使用します。


☆歴史☆

オールスパイスの原産地は西インド諸島です。

オールスパイスは2世紀頃から古代マヤ帝国で調味料として使用されていました。
また、王族のミイラの防腐剤としても使用されていました。

ヨーロッパには16世紀後半から17世紀初めごろに初めて持ち込まれました。

開拓時代のアメリカ合衆国では、
入手が困難だったシナモン、クローブ、ナツメグの代わりに使用されていました。


☆料理☆

オールスパイスは甘い料理にも、辛い料理にもよく合います。
カレー粉の原料としてもよく使われていますが、
インドではあまり一般的ではありません。

西洋料理ではシチュー、スー プ、各種ソース類にホールのまま使用します。
肉料理では粉末を使用します。
菓子類では粉末のほか精油も使われます。
北欧料理のにしんの酢漬けにも欠かせません。

菓子類ではドーナツ、クッキー、パイ、ケーキなどにもよく合います。
特に果物を使ったものや、バニラエッセンスで香り付けされたものと
相性がよいようです。

原産地ではオールスパイスの製油が神経痛やリューマチの治療や
食欲増進剤などに用いられています。

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