スパイス ガーリック

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☆スパイス・ハーブ図鑑☆

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ガーリック 〔大蒜(にんにく)〕
<芳香性スパイス>


ガーリック


☆特徴☆

ガーリックは刺激的な香味が特徴のスパイスです。

ガーリックはユリ科の多年草です。
現在は中東、インド、アフリカ、アメリカ、ヨーロッパ、中国、日本など
世界各地で生産されています。

繁殖は鱗茎(地下茎が肥大したもの)によって行います。

スパイスとして使用されるのは鱗茎の部分です。
この鱗茎を生のまま、もしくは乾燥させて使用します。


☆歴史☆

ガーリックの原産地は中央アジアのキルギスです。

ガーリックは古代エジプトでは有史以前から使われていました。
ギリシア、ローマ、インド、中国でも紀元前から使用されていました。
アレキサンダー大王の軍隊や十字軍に参加したイタリア軍の将兵も
スタミナ源としてガーリックを常備していたそうです。

ガーリックは日本でも古くから知られていました。
「古事記」や「日本書紀」にヤマトタケルがガーリックを使って
白鹿に化けた山の神を倒すという話が記載されています。

ガーリックは強い殺菌力を持つとともに強いにおいがあるため、
地域によって神聖視されたり、逆に忌み嫌われたりもしました。
例えば、中世のヨーロッパでは吸血鬼を払う魔力があると信じられていました。
また、仏教の一部の 宗派では煩悩を誘発するものとされて おり、
寺への持ち込みが禁止されています。


☆料理☆

ガーリックは古くから世界中の様々な料理に使われてきました。

カレーでは肉の下味付けから全体の風味付けまで様々な場面で使用します。

西洋料理でも様々な利用方法があります。
肉類の下味付けや様々なソース類などによく使われます。
また、ガーリックバターがトーストやエスカルゴなどに使われています。

中華料理では鱗茎だけでなく、葉や茎の部分も香味野菜として使用します。

韓国料理ではキムチを作るのに欠かせません。
焼き肉などにも使用します。

日本料理ではカツオのたたきなど様々な料理に薬味として使われています。
また、日本の餃子のほとんどにガーリックが入っています
(中国の餃子にはあまり使われません)。
酒の肴としても、ガーリックをそのまま焼いたり油で揚げたりしたものが
用いられています。

ガーリックは臭気が強いので、食べたあとに口臭が残ることがあります。
その場合は牛乳を飲むと臭い消しになります。

ガーリックは薬用としても使われています。
疲労回復、強壮、健胃、整腸、呼吸器病治療、糖尿病治療、肝臓障害治療などの
効果があると言われています。
ガーリックの成分を抽出した健康食品も作られています。

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