スパイス カルダモン

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☆スパイス・ハーブ図鑑☆

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カルダモン 〔小豆蒄(しょうずく)〕
<芳香性スパイス>


カルダモン


☆特徴☆

カルダモンは樟脳に似た清涼感のある芳香が特徴のスパイスです。

カルダモンはショウガ科の多年草です。
現在はインド、スリランカ、グアテマラ、タンザニア、パプアニューギニアなどで
生産されています。

スパイスとして使用されるのは果実の部分です。
この果実をホールのまま、もしくは中の種子を砕いて使用します。


☆歴史☆

カルダモンの原産地はインドです。

インドでは紀元前1000年以前から栽培されていました。
また、紀元前700年頃のバビロニアの宮殿に植えられていたという記録もあります。
紀元前2世紀ごろにはインドからヨーロッパに輸出されていました。


☆料理☆

カルダモンはインド料理でよく使われるスパイスのひとつです。
カレーにも基本的なスパイスとしてよく使われます。
ガラムマサラや、カレー粉の原料としても使われています。

中東ではカルダモンで風味付けしたカルダモンコーヒーが好まれています。

西洋料理では肉類の臭い消しとして、ハンバーグやミートローフなどに使います。

特に北欧ではカルダモンの人気が高く、スウェーデンではシナモンよりも
多用されています。
北欧料理ではパンや焼き菓子の生地に 練り込んだり、振りかけて使用しま す。
また、酒を飲むときにアルコール臭を消すためカルダモンを噛む習慣があります。

薬用としては芳香性健胃、駆風などの効果があるとされています。
また、口臭を消す効果もあります。

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