スパイス ターメリック

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ターメリック 〔秋鬱金(あきうこん)〕
<着色性スパイス>


ターメリック


☆特徴☆

ターメリックは黄色の着色性とわずかな土臭い芳香が特徴のスパイスです。

ターメリックはショウガ科の多年草です。
根茎を根分けして栽培します。
現在はインド、中国、台湾、東南アジア、西インド諸島などで生産されています。

スパイスとして使用されるのは根茎の部分です。
この根茎を乾燥粉末にしたものを使用します。

ターメリックは、日本で「うこん」と呼ばれている植物の一種です。
「うこん」には「秋うこん」「春うこん」「紫うこん(ガジュツ)」など
いくつかの種類があり、「ターメリック」とは「秋うこん」のことを指します。

これらはいずれもショウガ科ですが、全て別種の植物です。
春うこんはスパイスとしてはあまり使われず、
主に漢方薬や健康食品として用いられています。


☆歴史☆

ターメリックの原産地はインドです。
インドでは紀元前10世紀頃から栽培されていたようです。
東南アジアでも古くからスパイスや染料として用いられていました。

ヨーロッパでは紀元前1世紀頃ローマに持ち込まれ、
イギリスには16世紀頃伝来しました。
ヨーロッパでは初めは染料として用いられ ていました。
スパイスとして用いられるようになっ てからは、
「インディアン・サフラン」と呼ばれ、
高価なサフランの代用品として普及しました。

日本では室町時代頃から「うこん」は薬用として使われていました。
17世紀には沖縄で「うこん」の栽培が始まりました。


☆料理☆

ターメリックは料理を鮮やかな黄色に染めるために使われます。
同じ黄色系着色性スパイスのサフランの代用品としても使われることがありますが、
風味は異なります。

もっとも代表的な料理はカレーです。
カレー特有の黄色はターメリックによるものです。
カレー粉には必ず使用されています。

インドでは米をターメリックとともに炊いた、ターメリックライスがあります。

日本ではたくあんの着色に用いられています。
また、最近は健康食品としても人気があります。

薬用としては肝機能強化、利胆、鎮痛、止血などの効果があると言われています。

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