スパイス パプリカ

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☆スパイス・ハーブ図鑑☆

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パプリカ 〔甘唐辛子(あまとうがらし)、カラーピーマン〕
<着色性スパイス>


パプリカ


☆特徴☆

パプリカは鮮やかな赤色が特徴のスパイスです。

パプリカはナス科の多年草で、チリペッパーの辛くない品種のひとつです。
チリペッパーと違い着色性スパイスとして用いられます。
ハンガリー、スペイン、東ヨーロッパ、アメリカなどで生産されています。

スパイスとして使用されるのは果実の部分です。
この果実を乾燥粉末にしたものを使用します。
また、生のまま野菜としても使用されています。


☆歴史☆

最初のパプリカは南米原産のチリペッパーを元に、
ハンガリーで品種改良されて作られました。

ハンガリーへチリペッパーが伝来したのは16世紀です。
この頃ハンガリーはオスマントルコ帝国の占領下に置かれていました。
オスマントルコ占領軍の武官の家で働かされていたハンガリーの農村出身の娘が、
チリペッパーの栽培法を覚えて地元に持ち帰ったのが始まりとされています。

ハンガリーではチリペッパーが普及したものの、
あまり辛すぎるものは好まれませんでした。
このため辛味の強い胎座の部分を取り除いて使われていました。

その後、1945年にハンガリー人の農学者エルノ・オベルマイヤーが
チリペッパーの辛くない品種を作り出すことに成功し、
パプリカ栽培はハンガリーの基幹産業 になりました。
ハンガリー政府は国内のパプリカ産業を保護するため、
国外への種子の持ち出しを禁止し、
輸出されるパプリカも全て粉末にしたものに限られました。

パプリカは現在他の地域でも生産されていますが、
これはハンガリー産とは違う原種から品種改良されたものです。


☆料理☆

もっとも代表的なものはハンガリー料理の
ハンガリアン・グーラッシュというシチューの一種です。

他にもカレーやシチュー、各種スープ類など様々な料理の着色に使われています。

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