ヨーロッパ
☆概要☆
ヨーロッパのカレーはインドのカレーを元に、
シチューなどのヨーロッパの伝統的な料理の調理法を取り入れて作られました。
また、調理するたびに毎回スパイスをつぶさなくても済むように、
カレー粉が考案されました。
イギリスのC&B(クロス・アンド・ブラックウェル)社のカレー粉は
世界で初めて作られたカレー粉として知られ、
日本でも主に業務用として広く使われています。
インドでは具の種類ごとに別々に作るのが一般的ですが、
ヨーロッパでは肉と野菜が一緒に入っています。
また、ご飯の上に直接かけて盛りつけるのが一般的です。
現在ヨーロッパでもっともカレーが普及しているのはイギリスですが、
それでも日本ほど一般的にはなっていないようです。
☆味付け☆
ヨーロッパのカレーはカレー粉で味付けします。
日本同様、スパイスの風味は控えめで、辛さも控えめです。
元々シチューやスープなどで使われていたフォン、ブイヨンなどの
ストック(出汁)も取り入れられました。
肉、骨、野菜、ハーブなどを長時間かけて煮込んだ出汁は、
上品で深い味わいがあります。
☆食材☆
肉は牛肉または鶏肉を使うのが一般的です。
野菜は様々なものが使われます。
☆主食☆
ヨーロッパ諸国ではパンが主食ですが、カレーは米と一緒に食べます。
日本と違い米はインディカ種で、
豆類を入れたりピラフのよう に味付けしたりもします。
☆調理法の例☆
最初に肉、骨、野菜、ハーブなどを煮込んでストックを作っておきます。
次に、みじん切りにしたタマネギを弱火で炒めます。
タマネギがあめ色になったら、カレー粉と小麦粉を加えてさらに炒め、
これにストックを加えてソースを作ります。
肉や野菜などの具を炒めた後、ソースをからめてオーブンで焼きます。
十分火が通ったらできあがりです。
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