日本
☆概要☆
日本のカレーは明治時代以降に広まった比較的歴史の浅い食べ物ですが、
現在では日本人の食生活にはなくてはならない料理として定着しています。
日本のカレーはヨーロッパのカレーが元になっています。
カレー粉を使用し、小麦粉でとろみをつけてあるのが特徴です。
通常は一種類のカレーをご飯の上に直接かけて食べます。
韓国や台湾でもほぼ同様のものが食べられていますが、
日本ほど一般的ではないようです。
☆味付け☆
日本のカレーはカレー粉で味付けします。
家庭で調理するときは、固形ルーを使うのが一般的です。
スパイスの風味は控えめで、辛さもおおむね控えめですが、
辛い物好きな一部の人のために、とんでもなく辛いものも作られています。
日本では具とは別に出汁を取るのが一般的です。
西洋料理で使うフォン、ブイヨンなどのほか、
鰹節などの日本独自のものもよく使われます。
隠し味として、味噌、醤油、ウスターソース、ヨーグルト、チョコレートなどが
使われることもあります。
☆食材☆
具は豚肉または牛肉、タマネギ、ニンジン、ジャガイモがよく使われます。
肉は一般的に関東では豚肉、関西では牛肉が使われることが多いようです。
トンカツやハンバーグなどをのせることもあります。
つけ合わせは福神漬けとらっきょうが一般的です。
☆主食☆
主食はジャポニカ種の米を炊いたご飯です。
白飯の上にカレーを直接かけて食べるカ レーライスが一般的です。
ご飯以 外にはうどんなどの麺類も食べられています。
また、スナック菓子にもカレー粉で味付けしたものが少なくありません。
☆調理法の例☆
最初に肉と野菜を油で炒めます。
次に水を入れて煮込みます。
具が煮えたらカレールーを溶かし、
全体に味が馴染むまで軽く煮込んでできあがりです。
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